「厄払いのお札の飾り方がわからない。神棚もないし、しまったままではまずい気がする。」
神社でお札をいただいたのはいいけれど「どうしたらいいのか」これは私が実際に困った経験です。
何冊もの書籍や神社の公式ページを調べ、たどり着いた正しいお札の飾り方。
「方角や置き場所・返す時期・絶対気をつけたい注意ポイント」をわかりやすく紹介します。
神棚なくてもしっかり飾れた実例付きなので参考にしてみてくださいね。
案内役の福ねこです。よろしくお願いします。
厄払いのお札の飾り方【基本ルール】
お札を飾る場所の最低限守るべき「基本ルール」は以下の3つです。
とにもかくにもコレだけはおさえましょう!
- お札の方角は南向きか東向き。
- 大人の目線より高い位置
- 清潔で人が自然と集まる明るい場所
下記よりそれぞれわかりやすく説明します!
1. お札の方角は南向きか東向き。
お札は、自然の恵みをもたらす太陽の光がふんだんに注がれる東、南向きに飾ります。
生命力のある朝日が入る東、明るく光あふれる南のどちらも神様が向かわれるにふさわしい縁起のいい方角です。
方角がよくわからない…
自分の家の「方角」があまりピンと来ない時は「朝日はこの方向からいつも昇る(東)よね」「夕日が入る(西)のあっちの部屋だね」など体感から見つけたり、スマホの方位磁石アプリ(コンパス)等で正確に測ったりして東や南の方角を見つけるといいよ!
2. お札の位置は大人の目線より高く
神様を見下ろす様な位置は失礼にあたるので大人の目線より下の位置には置かない。
柱や壁などに飾れない場合(傷つけたらダメな賃貸など)本棚や食器棚の上でもOKです。
ホコリがたまりがちな場所ですが、しっかり掃除をして清潔にすれば大丈夫。
3. 清潔で人が自然と集まる場所
神様は汚れたところが大っ嫌い。
周辺は清潔にすっきりした空間にするよう心がけます。
以下の場所はタブーです。
- ほこりまみれで雑多な場所
- 慌ただしく人の出入りが激しい玄関やドア近く
- おトイレ付近
慌ただしいとこはタブーなんだね。
静かなところがいいのかな?
「静か」といっても人が誰も寄ってこないような寂しい場所は避けてね。
存在さえも忘れそうな場所にポツンと置かれるなんて、自分に置きかえても悲しいよね。
日常の中で「神様の存在」を自然に感じれる様、人が自然と寄ってくる場所が良いです。
家族を温かく見守ってもらえるような居心地の良い場所を選びましょう。
実例|神棚なしOK。おしゃれな飾り方
家族が厄年のため、神社に行き、ご祈祷(きとう)いただいたありがたいお札。
大事に飾りたいけど、わが家はマンションで神棚なし。
今やおしゃれな神棚もたくさんあり、神棚の購入も考えましたが毎日の水やお供えの取り替えなど考えると自信がないのであきらめました。
ということで、どうやって神棚なしでお札を飾るか…。
と悩んだ結果、ある収納グッズが素晴らしい働きをしてくれたのでご紹介します。
それは、、、
無印良品の「壁に付けられる家具 長押」というインテリア用品。
従来は壁に絵画を飾ったりなどのおしゃれアイテムです。
それがお札を飾るのにぴったりだったのです!
前から見たらこんな感じ。(※家族が二人、厄年だったのでお札が二体あります。)
横から見た感じ。
ちょうどいい角度で収まります。
色は2色
- ウォールナット(上記写真)
- ナチュラル
サイズ 2種類(高さ9㎝×奥行き4㎝は共通)
- 横の長さ44㎝(上記写真)
- 横の長さ88㎝
◆壁へのつけ方
「長押」を押しピン(壁の傷が最小限に抑えられるタイプ)でつけることができ、取り付けるのに必要なセットが入っているので、別に用意するものが要りません。
お札は立てかけるだけ。(お札をいっさい傷つけません)
お手頃な価格(2000〜3000円前後)うれしいですよね。
詳しくはこちらで↓
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◆場所
実際、ここにお札を飾りました。
東南がリビングという間取りのわが家。
朝日がいつも入ってくる方向に向けて飾る位置を決めました。
◆毎日していること
〜お札に宿る神様にご挨拶〜
あくまで私の場合ですが、毎朝「二拝二拍手一拝」し、「いつもご加護くださりありがとうございます。」とご挨拶をしています。
これは個人差がありますし、毎日できないという人もいるかと思いますが、神聖な気持ちになって「今日も1日頑張ろう」と思えるのでおすすめです。
これ絶対ダメ!厄払いのお札の飾り方
以下のことはタブーです。
- 画びょうやテープで壁や柱に直接お札を留める
- 引き出しの中などにしまいこむ
- 折り曲げて持ち歩く
- 掃除せず、ほこりだらけの場所に置く
お札は神様そのもの。上記の様な扱いはNG。
神様を大切に思う気持ちが感じられない行動ですよね。
たしかに。
私の場合、飾り方のタブーを知ってお札の周辺が片付いてすっきりしたり、毎日ホコリをはらう習慣がついたりしました。
それだけでも良い運を引き寄せそうな感じがします。
お札の期限はいつまで?返す方法は?
お札の効力は一年。授与された時期から一年という計算です。
返すのは感謝の気持ちを込めて授与された神社の「古神札納め所」に納めます。
また新年にいただいたのでしたら翌年1月15日頃にある「とんど焼き」のタイミングに返納するのもいいです。
もし、一年過ぎても放置していたらどうなるの?
1年間たっぷりその家の難や災いを吸い取ってくれているから、そのまま放置するとそういうよくないものを蓄積してしまうことになるかも…!?
厳密でなくてもいいから1年をめどに感謝を込めて返しましょう。
返す時は神社に出向いてお賽銭(さいせん)とともに「1年間お守りくださりありがとうございました。」と感謝を伝えましょう。
まとめ
【お札の飾り方】
◆基本ルール3つ
- お札の方角は南向きか東向き。
- 大人の目線より高い位置
- 清潔で人が自然と集まる明るい場所
◆絶対やってはいけないこと
- 画びょうやテープで壁や柱に直接お神札を留める
- 引き出しの中などにしまいこむ
- 折り曲げて持ち歩く
- 掃除せず、ほこりだらけの場所に置く
◆効力は1年。古神札納め所などに納めます。
厄払いでいただいたお札、いちから置き場所を考えるとなると、何をどうすればいいかわからないですよね。
神棚がある場合はもちろん神棚にまつりますが、現在では家に神棚がない場合がほとんど。
神棚がなくても、気持ちが大切。
むずかしく考えなくても大丈夫。
しまい込む方がよくないんだね。
お札をせっかくいただいても、飾り方がよくわからず悩んでいるうちについついそのまま放置しがち。
私の場合も飾り方がわからず、しばらくそのままにしていましたが正しい方法を知ったことで安心して飾ることができました。
神様の力が宿るといわれるお札を飾るということは、家の中に「パワースポットのような場」を作ること。
お札に込められた神様パワーで家族がひとときの安心感、安らぎが生まれたらいいなぁと思っています。
お札を手にする機会があったなら、ぜひ参考にしてみてください。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
※神社からいただいたお札は正しくは「神札(しんさつ)」または「お神札(おふだ)」です。
そして「お札を飾る」のではなく「お神札を祀る(まつる)」と言います。
この記事ではかみ砕いて説明しているため、正式な言い方ではないことをご了承ください。
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