ジリジリ照りつける太陽にクラクラしそうな8月ですが、私が通う農業教室では秋植え野菜の準備が始まりました。
まずは土作りからで、太陽熱消毒で土壌をリセット。
太陽熱消毒とは?
太陽熱を利用、透明マルチで密閉状態することによって、土を高温(55〜60度)にし、土の中の病害虫や雑草の種子を死滅させる土壌消毒方法です。
土の中には病害虫や線虫、虫の卵やらがウヨウヨ〜。
農薬を使わずに済むし、酷暑を逆手にとった地球にやさしい方法ですね。
夏野菜の残骸を引き抜いた後、牛フンや鶏ふんなどを施してから耕し、畝作り。
結構、鶏フンは臭います・・・。
暑さと、無風状態にクワを持って耕すのに20センチも進めばヘトヘト。
汗も吹き出て、顔から汗がボタボタ・・・。
25名近く生徒がいるので、無理をせず交代しながらの作業です。
もちろん、耕運機のパワーも借りて2畝分の耕しが終了。
次は、畑全体に水をたっぷり与えます。
水分があることで地中へ熱が伝わりやすくなり、温度も上がるからだそうです。
その後、透明マルチ張り。
マルチといえばよく見かけるのは黒色ですが、今回「透明」のマルチを使うのは、地表の温度が上がりやすいからだそうです。
黒色だと太陽の熱を吸収してしまうからですね〜。
透明マルチ張りのポイント(太陽熱消毒)
ふたりで組みになって両端を足で踏みながら土をかぶせて止めていきました。
畝の幅に対して透明マルチの幅が狭いとうまくいかないので、上図(右)のようになるよう、余裕を持った幅のマルチを選ぶとしっかり張れます。
ぴったり張り付けるのは地温を高めるためです。
2〜3週間ほど放置したら、透明マルチをはがします。
その後、耕しません。
理由は地表近くの消毒効果が高い土と、地中の土を混ぜることによって、消毒効果が薄れてしまうからです。
透明マルチと黒マルチの違いを試す。
写真のように、現時点では隣り合わせで黒マルチと透明マルチがあります。
どちらが育ちやすいか、雑草などの生え具合などを実験的に試すためです。
次回ダイコンの種まきをしますが、左側は黒マルチを張ったまま。(雑草防止目的の黒マルチで、太陽熱土壌消毒なし)。
右側は透明マルチを取り除き、土のまま(太陽熱土壌消毒しているので、雑草除去効果もあるとみなすから)種まきです。
さて、透明マルチの太陽熱土壌消毒の効果はどんなもんでしょう〜。
雑草生えないのかな?楽しみです♪
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