「ここは何へーベーだから〜」って農家さんや不動産屋さんがよく使うこのへーベー。
あの「平方メートル」と全く同じと考えていいのか長らくあやふやでした。
農作業をする上でどうしても避けられないのがこういった単位計算です。
意外と農作業って理系です。
小学校から大の苦手だった算数がこの年になって復活するとは…。
肥料や土量、収穫量など「この面積に対して〇〇」の単位の把握が絶対必要。
私が通っている農業教室の講義でも一番初めに「単位は理解している様に」と、しっかり教えられました。
ということで、備忘録を兼ねてまとめておきたいと思います。
1へーベーは1平方メートル
へーベーは漢字では「平米」と書き、平方メートル(㎡)と同じ。
小学校の算数で習ったあの面積の公式…
1m×1m=1㎡
ってやつですね。
昔はメートルのことを「米」と書いたのでその流れから平米→ヘイベイ→「へーべー」となりました。
平方メートル(㎡)は国際単位系(SI)※における面積の単位です。
※国を超えて単位をそろえようという国際基準。
作付け面積など、次によく出てくる面積の単位は「アール」。
ちまちま書いていてもなんなので、農作業でよく出てくる単位をざっくりまとめました。
農作業でよく出てくる単位のまとめ
面積(アール・ヘクタール・反・坪・ついでに畳)
1a(アール)=100㎡=約30坪
1ha(ヘクタール)=100a=10,000㎡
1坪(つぼ)=3.31㎡=約2畳分
1反(たん)=991.7㎡
大きさのメドがたてやすいので、畳サイズも知っておくと便利。
畳1枚のサイズは約182㎝×91㎝(※畳には各種ありますが平均サイズです)
1坪=2畳=3.31㎡
1坪はたたみ2畳分
で覚えるとわかりやすいですね♪
さらに、昔からの農家さんが使う単位「畝(せ)」「町(ちょう)」も。
「反(たん)」は今でもよく耳にします。
1畝(いっせ)=30坪=約99㎡=0.1反
1反(いったん)=300坪=約990㎡=10畝
1町(ちょう)=3,000坪=約9,900㎡=100畝=10反
他、計算のことなら下記サイトが便利です。
▶︎ keisan ←生活や実務に役立つサイト
▶︎ 計算が一瞬でできるサイト 度量衡換算
容積(L・ml・cc)
液肥など容積計算はしょっちゅう出てくるのでここではっきり覚えておきます!
1cc(シーシー)=1ml(ミリリットル)=1㎤(立方センチメートル)
1dl(デシリットル)=100ml
1L(リットル)=1000ml=1000cc
1mlと1ccは同じ。言い方は違うけれど同じ単位です。
ちなみにミリは1000分の1にする、デシは10分の1にするという意味があります。
ccはcubic Centimater(キュービックセンチメートル)の略なので、四角の各辺が1cmの立方体を思い浮かべるとわかりやすいですね。
他、昔からお米などを測る時の日本の単位も知っておきたいですよね。
1升(しょう)= 10合 =1.8L
1斗(と)=10升 = 18L
1石(こく)= 10斗 = 180L
1合(ごう)=180ml
もっと深く知りたいという方へ、わかりやすいサイト紹介します。
▶︎HITACHIの単位の部屋
重さ【g・kg・t・匁(もんめ)・貫(かん)・俵(ひょう)】
重さの単位です。古くからの単位も合わせてご紹介。
1kg=1000g
1t=1000kg
1匁(もんめ)=3.75g
1貫(かん)=3.75kg=3750g=1000匁
1俵(ひょう)=60kg(大人ひとりが1年間に消費する量)
重さはほぼ1000倍で単位が上がっていますね。(俵は除いて)
ちなみにk(キロ)は千倍という意味があります。
あとがき
日頃はめったに数で頭を悩ますことってないんですが、農作業をやり始めると知らないでは通らない単位計算。
いつも頭の中で混乱していた単位をまとめました。
肥料、土壌改良の土、農薬や液肥を与える時など、農作業では要所要所にひんぱんにでてきます。
その度に算数でこう習ったよなぁ〜なんて思い出しながらうんうん唸っていましたが、これで少しすっきり。
基本さえ理解していれば、あとは計算まちがいの心配だけ。
換算サイトをうまく利用してラクして正解を導きましょう♪
一度では覚えきれないので1枚の画像にまとめたのでよかったらどうぞ♪
長押しして写真保存すれば、iPhoneでいつでも見れますよ♪
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